オタクがほざく

役に立つことを色々

ラップバトルの何が面白いのか(心理学的観点より解説)

世間で急にラップが流行り始めた。

 

何が面白いのか不思議でたまらない人も多いだろう。

 

特にブームの原因はAbemaTVのフリースタイルダンジョンであろう。

ネット配信ではあるが、ほとんど民放と変わらない環境で過激な文化が放送された。

このインパクトはすごい。虜になった人も多いし、全く理解できない人も多く現れた。

 

理解できない原因はルールである。

 

勝ちの基準がわからない。

 

なぜ韻を踏むのか。なぜ音楽にのるのか。なぜユーモアを織り交ぜるのか。

 

 

これらはどうやってこのような形態になったのかわからない。しかし、この形式は心理学的な観点から見ると、かなり説明がつく。

 

喧嘩するだけなのにどうして音楽に合わせるのか。どうして韻を踏むのか。なぜユーモアを織り交ぜるのか。

以下で説明していく。

 

韻を踏むことで説得力が上がる

心理学の研究では、韻を踏んだり語感が良かったりすると説得力が上がるという研究結果がある。

 

おやじギャグと茶化されはするが、頭には残るものであり、広告などではよくつかわれる。

 

韻だけでなく、上手いことをいうというのも記憶に残りやすい手法であり、ラップにも広告にも頻繁に使われる。

 

そして、言いやすさは説得力と関係する。

ジョブスのプレゼンでも言いやすい言葉が多くつかわれており、頭にすっと入ってくるのがわかる。

 

言いにくい言葉が何となく頭に入ってきにくいというのは、日常的にも体感で感じていると思う。

韻使用例(R-指定など)

音楽に乗ることで記憶に残る

MCバトルはラップなので基本は音に乗せてしゃべる。

 

音楽に乗せることで強烈に記憶に残すというのは、広告でよく感じるだろう。

子供がCMソングをマネするのと同じである。

 

心地よいリズムというのは、人を惹きつける効果がある。

そして音楽というのは、不意に頭の中で再生されてしまうものなので、記憶の再起もよく起こるのである。

音楽に乗る例(鎮座Dopenessなど)

人はユーモアのあるものを選ぶ

最後はユーモアである。

 

人はユーモアのあるものに魅かれてしまうという研究もあり、交渉の場において無理なお願いをするときなどはユーモアに頼ることで突破できることもある。

 

そしてこのユーモアというのは、場違いであるほど効果が高い。

楽しい場でユーモアを言っても大したことないが、ピリピリした場でユーモアで雰囲気を変えられたら大きな効果がある。

 

そう、このMCバトルという罵りあいが基本の競技においてこれほど効果のあるものはないのだ。

 

いくつかMCバトルを見てもらうとわかるが、ユーモアで会場をさらった人に対しては、いくら韻が固くても上手いこと言おうが勝てないのである。

 

ただ、使いどころをしっかり見極める必要があることは言うまでもない。

 

ユーモア使用例(サイプレス上野など)

 

 

どうだっただろうか。

何が勝敗を分けるのかを知ることで、対戦の見方も大きく変わるのではないかと思う。

MCバトルを全く知らない人はフリースタイルダンジョンが話題の発端であり、一番見やすいのでこれから見るとよい。

www.youtube.com

 

個人的には、チコvsR-指定とDragonOne vs T-Pabloが好きです。

あとは、GASHIMAやガドロも韻が固くて耳に残ります。

 

フリースタイルダンジョン ORIGINAL SOUND TRACK

フリースタイルダンジョン ORIGINAL SOUND TRACK